加古カルツアー終了
函館で猛烈な雪を経験した10日後、今度は札幌でまたもや大雪に遭いました。今年は本当に異常気象です。低気圧が急激に発達、のニュースを見て、東京から行く植木君と私は急遽前日入りに変更(加古さんは元々前日入りの予定でした。)、大阪から行くヴィオラの南さんと調律の菊池さんは、低気圧のせいで関西を飛び立てないかも、とのことで当日入りでしたが、これが大誤算で。当日、大阪から新千歳の便が欠航となり、とりあえず羽田に飛び札幌行きをキャンセル待ちし、やっと乗って新千歳に降り立ったのですが空港からのエアポートライナーがポイント故障で止まり。恵庭駅で降りてタクシーに乗るも高速道は雪のため通行止め。大渋滞の下道できたものの途中で地下鉄に乗り換え、やっとこさホールに着いたのは開演時間ぴったり。すでに家を出てから13時間経っていたそうです。でもちゃんと弾いたんです。リハーサルもできず大変な本番でしたが、でもものすごく集中力の高い、スリリングで格好良い演奏ができ、私たち自身もほっとしました。でも二度とこんな思いはしたくない…(汗)
で3日後はサントリーでのツアー最終公演。こちらもリハーサル中にピアノから異常な音がし始め…。調律の菊池さんが調べても原因がわからない。なんどもリハーサルを中断して調整して、の繰り返しなのか、ついにピアノの鍵盤の蓋に割れがることが判明!!調律は蓋を取って行うので、菊池さんも気づかなかったわけです。いやー、こんなことがあるのですね。本当に色々あったツアーでした。
でも結成8年目のカルテット。一体感がより感じられるようになり、加古さんを中心とした一つの大きな楽器になったようにも感じました。皆で同じ世界観を共有できているという安心感を感じながらの演奏は、楽しいものです。今後の私たちがどんな演奏をしていけるのか、私自身ものすごく楽しみです。